ぐちさき

今日も愚痴といいわけ。

記事を書き続けることの難しさの話

Dr.スランプあばれる君。。。年をとると自制が利かなくなるんだなって。ひろさきです。

 

 

思ったことを書けばいいはずのブログですが、ここ数日書きたくない気持ちになりました。きっかけは、もっと読まれるためにはどうすればいいのか、というさもしい気持ちで他人のブログを読み漁ったことです。そしていろいろと気づかされました。

 

見栄えをよくする

テーマに沿った写真を掲げ、太字や文字の大きさで読みどころを強調する。ただ投稿するのではなく、丁寧に記事を装飾されています。

しかしこれは気づいていました。気づいてましたが、できませんでした。めんどセンス的な何かの問題です。著作権とかいろいろありそうでなかなか手が出ませんが、まずはそのうち絵でもかいてアイコンを作るところから始めたいと思います。

「これは干からびた枝豆か何かですか?」「いいえ、これはミニチュアシュナウザーです。」

アイコンをセットした後の幻聴が聞こえます。

 

テーマの選び方

ブログランキングを見ると、旬の話題やブームをいち早く取り上げ、秀逸なタイトルをつけています。いろいろな話題について語れる見識の広さと、タイミングを逃さない瞬発力。もちろん、文章にする早さが必要で、頭の回転も速い。チートですね。

私には必要なものが諸々足りてないため、遠くから僻んでおきます。

 

文章力の高さ

どんなに内容が良くても読んでいただけなければ、そして理解してもらえなければ始まりません。政治や思想など、ともすれば難しくなりがちな内容でも、軽やかな語り口でするすると読ませるブロガーのなんと多いことか。文字装飾や改行、句読点などを巧みに活用してリズム良く読ませるセンスの良さ。一文の長さからわかりやすい単語選びまで、行き届いたおもてなし文章の数々は、一朝一夕で真似ることなどできません。

きっと学校で教えてくれなかったのがいけないのです。いや、教えてくれたのかもしれませんが、聞いていなかったのかもしれません。授業中は妄想に耽る派でした。

 

内容

これに尽きます。そんな考え方があったのか!と感心し、観察力の高さ、見識の広さ、豊富な知識に驚愕します。でもそれはいいです。何しろ考えも付かない内容なのですから、いくら時間を費やしても私のブログとは競合しません。ひたすらにスゴイね、と思い、少しでも自分の思考を深くするための糧にすれば良いと思うのです。ポジティブ。でもちょっと嫉妬。

一方で自分もそう考えていた、という内容の方が深刻です。骨格は同じだったとしても、表現の豊富さ、例えのわかりやすさ、問題の本質への深堀、どれを取っても敵いそうにないのです。

最終的なメッセージが似ている分、文章の良し悪しが浮き彫りになり、それはもう気持ちいいくらいに絶望します。スカイツリーからワイヤレスバンジージャンプ的ゼツボウです。

 

そうして始めたばかりで1か月も経たずに書けなくなる、というわけです。オリンピックで表彰台が狙える早さです。

ですが、私のブログはそもそも他人と比較して絶望するのがお家芸でした。それくらいしか特筆すべき点がないのです。それに、愚痴を駄文として垂れ流すことで少し気分がスッキリしたことも事実です。誰にも読まれなかったとしても、私にとってはそれなりに効用があるので続けているのだ、と言えなくもない。おかげで書くことが少なくなったがゆえのスランプ、とも言えますが。

 

ブログを始めて、ごく少数ではあるものの記事を読んでいただけたことに浮かれ、「これで有名になって、本を出版してベストセラー作家になって悠々自適な印税生活を手に入れたうえに女性芸能人と親しくなって写真週刊誌にすっぱ抜かれ、けじめとして結婚することになったら親になんて言おう」と悩み始めたころから欲が出てしまい、自分を見失いかけましたが、このブログはまっとうな社会生活を営むための矯正プログラムの一環だ、と本来の自分を見つめなおし、これからも思ったことを細々と書き続けられたらいいなぁ、と思いました。